麦味噌作りワークショップ開催!

昨日は、麦味噌作りワークショップを開催しました。
 
味噌作りは、台所玉ねぎの母体である「さろん楓」時代からずっと、
もうかれこれ10年ぐらい実施している季節の恒例行事です。

味噌は、
大豆と麹と塩と参加者の皆さんの手の常在菌×時間によって醸成されゆくものですが、
ここ2年ほどは他者の菌が安心・安全を阻むものと認識されつつあるので、
当ワークショップもご自身の味噌はご自身の手で仕込むという形式に変更しています。
私自身の常在菌が大事という考えはちっとも変わっていませんが、
そのおかげで、
手にアトピー症状が出ている方もためらわずにご参加頂けるようになり、
よかったなと思っています。
お子さまと一緒に味噌づくり!も歓迎しています。
 
さて、大豆のお話。
大豆は世界的に栽培されていますが、
その大半は油糧、飼料用となっていること、
ご存知でしたか?。
大豆を発酵させて調味料として日常の食としてきた伝統をもつ国は、
日本と中国だけなのです。
日本人と中国人の強さは、
それぞれ違ってきますが、
欧米の方たちからみたら脅威的に映るだろうなぁと想像します。
 
実際に大豆を扱ってみるとわかることですが、
使った鍋や調理器具を洗い流すのも一苦労となるほど、
アクが強い。
それほど強いパワーをもつ食材なわけで、
人体にとって消化も大変。
それゆえに発酵させて
味噌や醤油という調味料に変換させて常食してきた先人の智慧に
ひれ伏したくなる想いです。
 
 
だからね、
世界各地の食材や調味料を楽しめる現代ですが、
足元の宝は大事に後世に繋いでいきたいと考えています。
だからこそ、米と味噌をとても大事にしている台所玉ねぎです。
 
麦味噌作りワークショップ、既にお問合せ頂いていますが、
この2月、3月の開催のご依頼、ご相談、承ります。
お仲間を募ってのご依頼も大歓迎です。
定員4名様で2時間、それぞれ約2.5kgのお味噌をお持ち帰りで11,000円(税込)で承っています。営業時間の関係で15時~17時、もしくは、15時半~17時半とさせて頂けると助かります。

 
◆    ◆    ◆
 
大豆は、朝から大鍋でコトコト煮ておきます。
その豆を潰してペースト状にするわけですが、
ブレンダーを使わず、手作業を推奨しています。
無心になって、
手を動かす作業を続けるのが、
私たちの心身にとってやはりとてもいいのです。
いや、それなりに疲れますよー。
でも、だからこそ、
どうやったら疲れずに作業を続けられるかおのずと工夫します。
最初は誰でも不慣れですが、
やっているうちにコツを体得していきます。
こんなにやるのかとうんざりした気持ちも
五感をフル活用しているうちに楽しさに変わってくる。
そして、できたー!という達成感。
デジタル疲れしているあなたにおススメいたします♪
 
 
そして、残った大豆で「五目豆」作ります。
ちょうど明日が旧暦の元旦。
3日は節分、4日立春。
五目豆が炊け次第、
ご来店の方にプレゼントさせていただきます。
水曜日、鵜の木便をご注文の方にも。
明日は早めにご提供スタートできるよう、頑張ります。
飲み過ぎないよう笑、早く寝ます^^

 
◆   ◆   ◆
 
明日の日替わりは、先日好評だった「豚×春菊丼」。
太巻きのご注文も承っています。